秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ

Jul 31,2026

結論から言うと、秋にバラを切り戻すべきかどうかは、あなたの地域の気候次第で答えが変わる。私はガーデニングを始めて10年以上になるが、毎年この時期になると「さあ、バラをどうしよう?」と迷う人が必ずいる。あなたも今、まさにその状態かもしれない。実際、私が初心者の頃は「秋にバッサリ切ればきれいになる」と信じて剪定してしまい、翌春に枯れ込みがひどくて花がほとんど咲かなかったという苦い経験がある。それ以来、気候と品種を無視した剪定は絶対にしないと心に決めている。まず覚えてほしいのは、寒冷地(USDAゾーン6以下)では秋の強剪定は厳禁で、枯れ枝や病気の枝だけを切る「軽いお手入れ」にとどめるべきだ。一方、関東以西の温暖地では、秋の軽剪定が春の花付きを大きく左右する。あなたの庭がどちらに当てはまるか、まずは確認してほしい。この記事では、私の失敗談やプロの園芸家から学んだ知恵を交えながら、あなたのバラに最適な秋の剪定方法を具体的に解説していく。

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秋にバラを切り戻すべきか?——冬越しのための剪定ガイド

秋の剪定が本当に必要なのか?多くの人が誤解していること

秋になると庭が寂しくなる——私も毎年そう感じる。バラの枝が伸び放題で、葉っぱも黄色くなってきて、「さあ、片付けよう!」と焦りたくなる気持ち、よくわかる。でも、ここでいきなりバッサリ切るのは、実は大きなリスクを伴う。

私がガーデニングを始めたばかりの頃、秋に全部の枝を短く切り詰めて「きれいになった!」と満足していた。ところが翌春、枯れ込みがひどくて花がほとんど咲かなかった。プロの園芸家に相談したら、「秋の剪定で新芽を出させると、寒さでやられてしまう」と言われて納得した。特に寒冷地(USDAゾーン6以下)では、秋の強剪定は「植物への暴力」に近い。冬の霜で新芽が傷み、さらに枝先から根元に向かって枯れ込む「ダイバック」という現象が起きる。これは一度経験すると、本当にショックだ。

では、秋は何もしないほうがいいのか?

そんなことはない。最低限のメンテナンスは必要だ。具体的には、枯れた枝・病気の枝・折れた枝だけを切り落とす「軽いお手入れ」にとどめるのが正解だ。

私が推奨するのは、長く伸びた枝を全体の3分の1程度に短くするという方法だ。風で枝が揺れて根元がダメージを受けるのを防ぐし、雪の重みで枝が折れるリスクも減らせる。道具は、切れ味の良い剪定バサミ(私はフェルコのF6を愛用している)を使う。切り口は必ず斜めに、そして芽の上5mmくらいの位置で切るのがポイントだ。こうすることで、春になってからの本格的な剪定がずっと楽になる。私の経験では、秋にこの「予防的な軽剪定」をしたバラは、何もしなかったバラより春の生育が20%くらい良いように感じる。

暖かい地域ではどうする?——温暖地のバラ剪定は逆転の発想

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

あなたが関東以西の温暖な地域に住んでいるなら、話はまったく変わる。温暖地では、バラは冬も成長を続ける。だから春まで待って剪定すると、せっかく伸びた新しい枝を全部切ってしまうことになる。これは非常にもったいない。

私の友人は静岡県でバラを育てているが、彼女は毎年11月下旬に全体の3分の1を切り戻すというルーティンを守っている。「切らないと春の花付きが半分以下になる」と断言していた。実際、温暖地では秋の剪定で枝の混み合いを解消し、風通しを良くすることで、病害虫の発生を抑えられる。特にうどんこ病や黒星病は、込み入った枝の間に湿気がたまることで発生しやすい。秋に間引いておけば、春から夏にかけての薬剤散布の回数を減らせる。私自身、温暖地でバラを育てるクライアントには、必ず「秋の軽剪定+冬の休眠期剪定」の二段構えを提案している。

温暖地と寒冷地、どこで線引きする?

「うちはどっち?」と迷うあなたのために、具体的な基準を用意した。以下の表を参考にしてほしい。

条件寒冷地(USDAゾーン6以下)温暖地(USDAゾーン7以上)
秋の剪定量枯れ枝・病気枝のみ全体の3分の1程度まで
剪定の目的冬のダメージ防止春の開花促進
冬越し対策マルチング必須マルチングは任意
新芽のリスク高い(凍害の恐れ)低い(成長が続く)

ただし、温暖地でも品種によって反応が異なる。例えば「ピエール・ドゥ・ロンサール」のような返り咲き品種は、秋の剪定に敏感に反応する。一方、つるバラはもう少し寛容だ。まずは1株で試してみることをおすすめする。あなたの庭の気候に合わせた「自分ルール」を作るのが、上達の近道だ。

つるバラだけは別扱い——ランブラーローズの剪定のコツ

なぜつるバラは秋〜冬に剪定するのが正解なのか?

あなたの庭にランブラーローズ(つるバラの中でも特に旺盛に伸びるタイプ)があるなら、秋から冬にかけてが剪定のチャンスだ。普通のバラと違って、ランブラーは夏の終わりに花が咲き終わった後、すぐに剪定できるし、落葉後の冬に強剪定しても問題ない。

私がランブラーローズを初めて育てた時は、普通のバラと同じように春に剪定しようとして大失敗した。枝が絡まりすぎて、どの枝がどこに伸びているのかまったくわからなかった。専門家のアドバイスで、葉が落ちた12月に枝を一本ずつほどきながら剪定したら、翌年は見違えるように花が咲いた。ランブラーの特徴は一年目の枝にしか花が咲かないこと。だから古い枝を根元から切り落とし、新しい枝を残すのが基本だ。秋〜冬の剪定なら、葉がないので「どの枝が古くて、どの枝が新しいか」が一目でわかる。あなたも一度、落葉後の裸の状態で剪定してみてほしい。想像以上にやりやすいはずだ。

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

ここで一つ、よくある質問に答えておこう。「ランブラーとクライミングローズ、どう違うの?」という質問だ。あなたも一度は迷ったことがあるかもしれない。簡単に見分けるポイントは3つある。

第一に、開花時期。ランブラーは基本的に年に一回、初夏にしか咲かないのに対し、クライミングローズは繰り返し咲く品種が多い。第二に、枝の柔軟性。ランブラーの枝は非常にしなやかで、フェンスやアーチに巻きつけるのが簡単。クライミングローズは枝が太くて硬い。第三に、剪定の必要性。ランブラーは年に一回の強剪定が必須だが、クライミングローズは形を整える程度で十分だ。あなたのバラが「年に一回しか咲かない」「枝が柔らかい」なら、秋〜冬の剪定を積極的に試してみてほしい。

バラの冬越し、やってはいけない3つのミス

ミスその1:切り口をそのままにしておく

あなたは剪定した後の切り口に何か処理をしているだろうか?多くの人が「そのままで大丈夫」と思っているが、実はこれが大きな間違いだ。特に秋の剪定では、切り口から病原菌が侵入しやすくなる。

私の経験では、切り口に園芸用の癒合剤を塗るだけで、冬の間に枯れ込む確率が大幅に減る。ホームセンターで300円くらいで買えるもので十分だ。もし癒合剤がない場合は、切り口を斜めにして水がたまらないようにするだけでも効果がある。もう一つ大事なのは、切った枝をすぐに片付けること。地面に放置すると、そこから病害虫が広がるリスクがある。私はいつも切り落とした枝をまとめて燃えるゴミに出すようにしている。この一手間が、春の病気予防につながる。

ミスその2:マルチングを忘れる

「マルチングって、ただの飾りでしょ?」——あなたもそう思っていないか?実はマルチングは、バラの冬越しにおいて最も重要な作業の一つだ。特に寒冷地では、根元にたっぷりと敷きわらやバークチップを盛ることで、地温の急激な変化を防げる。

私がおすすめするのは、バラの根元から30cmくらいの範囲に、5〜10cmの厚さでマルチング材を敷く方法だ。腐葉土や堆肥を使うと、冬の間に分解されて春の肥料にもなるので一石二鳥だ。ただし、マルチング材を幹に直接触れさせてはいけない。湿気で幹が腐る原因になる。私はいつも幹の周りに5cmほどの隙間を空けてマルチングを施している。このちょっとした工夫で、バラの冬越し成功率が格段に上がる。あなたの庭でも、ぜひ試してみてほしい。

バラの秋剪定、実は「やらない」選択肢もある

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

ここであえて、あなたに一つの提案をしたい。秋にバラをまったく切らない、という選択肢もある。特に、花後にできる赤い実「ローズヒップ」を楽しみたいなら、剪定を春まで待つのが正解だ。

ローズヒップはビタミンCが豊富で、ハーブティーやジャムに使えるだけでなく、冬の庭に彩りを添えてくれる。私の庭では、毎年10月から12月までローズヒップを楽しんでいる。鳥たちが食べに来るので、庭が急に賑やかになるのも面白い。ただし、注意点もある。ローズヒップを残すと、バラの体力を消耗させるので、翌年の花数が減る可能性がある。あなたが「来年の花より、今年の実を楽しみたい」と思うなら、秋の剪定を控えてローズヒップを残すのも十分アリだ。私は毎年、3〜4本のバラだけローズヒップ用に残し、残りは通常通り剪定している。

ローズヒップを残す場合の冬越しのコツ

では、ローズヒップを残す場合、冬越しはどうすればいいのか?基本的な対策は同じだ。ただし、実をつけた枝は風で折れやすいので、しっかりと支柱に誘引しておく必要がある。

私のやり方は、実をつけた枝だけを麻ひもで支柱に固定するというものだ。風の強い日は特に注意が必要で、枝が激しく揺れると根元にダメージがいく。もしあなたの地域で強い冬風が吹くなら、枝を全体の3分の2くらいの長さに短くしてからローズヒップを楽しむという折衷案も考えられる。また、雪が降る地域では、実の重みで枝がしなることがある。私は雪が予報されたら、軽く枝を揺らして雪を落とすようにしている。このひと手間で、枝が折れるリスクを大幅に減らせる。

バラの秋剪定、迷ったらこれだけ覚えて帰って

クイックチェックリスト——あなたの庭に最適な判断をするために

ここまでの話を踏まえて、あなたが今すぐできる判断基準をまとめた。以下のチェックリストを使って、自分の庭に合った剪定計画を立ててほしい。

まず、あなたの地域の冬の最低気温を調べる。氷点下になる日が続くなら、秋の剪定は最小限に。次に、バラの品種を確認する。つるバラ(特にランブラー)なら秋〜冬に剪定。そうでなければ春まで待つ。最後に、あなたの「やりたいこと」を優先する。来年の花をたくさん見たいなら春剪定。冬の庭を彩りたいならローズヒップを残す。私はいつもクライアントにこう言っている。「絶対的な正解はない。あなたの庭の気候と、あなたの好みがすべてだ。

最後に一つだけ——失敗を恐れないで

あなたがこの記事をここまで読んでいるということは、バラのことを真剣に考えている証拠だ。それだけで、あなたはすでに多くのガーデナーより一歩先を行っている。もし今年の剪定で失敗しても、それは来年のための貴重なデータになる。私自身、何度もバラを枯らしてきた。でも、そのたびに学んだことがある。

一番やってはいけないのは、「何もしないまま迷い続けること」だ。軽剪定でもいい、ローズヒップを残すのもいい。あなたが選んだ方法で、今年の冬を乗り切ってほしい。そして春になったら、必ずバラがあなたに答えてくれるはずだ。私の庭でも、毎年「ああ、ここはもっと早く切るべきだった」とか「この枝は残して正解だった」という発見がある。それがガーデニングの面白いところだ。あなたのバラが、今年も元気に冬を越せることを心から願っている。

秋にバラを切り戻すべきか?——冬越しのための剪定ガイド

秋の剪定が本当に必要なのか?多くの人が誤解していること

秋になると庭が寂しくなる——私も毎年そう感じる。バラの枝が伸び放題で、葉っぱも黄色くなってきて、「さあ、片付けよう!」と焦りたくなる気持ち、よくわかる。でも、ここでいきなりバッサリ切るのは、実は大きなリスクを伴う。

私がガーデニングを始めたばかりの頃、秋に全部の枝を短く切り詰めて「きれいになった!」と満足していた。ところが翌春、枯れ込みがひどくて花がほとんど咲かなかった。プロの園芸家に相談したら、「秋の剪定で新芽を出させると、寒さでやられてしまう」と言われて納得した。特に寒冷地(USDAゾーン6以下)では、秋の強剪定は「植物への暴力」に近い。冬の霜で新芽が傷み、さらに枝先から根元に向かって枯れ込む「ダイバック」という現象が起きる。これは一度経験すると、本当にショックだ。

では、秋は何もしないほうがいいのか?

そんなことはない。最低限のメンテナンスは必要だ。具体的には、枯れた枝・病気の枝・折れた枝だけを切り落とす「軽いお手入れ」にとどめるのが正解だ。

私が推奨するのは、長く伸びた枝を全体の3分の1程度に短くするという方法だ。風で枝が揺れて根元がダメージを受けるのを防ぐし、雪の重みで枝が折れるリスクも減らせる。道具は、切れ味の良い剪定バサミ(私はフェルコのF6を愛用している)を使う。切り口は必ず斜めに、そして芽の上5mmくらいの位置で切るのがポイントだ。こうすることで、春になってからの本格的な剪定がずっと楽になる。私の経験では、秋にこの「予防的な軽剪定」をしたバラは、何もしなかったバラより春の生育が20%くらい良いように感じる。

暖かい地域ではどうする?——温暖地のバラ剪定は逆転の発想

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

あなたが関東以西の温暖な地域に住んでいるなら、話はまったく変わる。温暖地では、バラは冬も成長を続ける。だから春まで待って剪定すると、せっかく伸びた新しい枝を全部切ってしまうことになる。これは非常にもったいない。

私の友人は静岡県でバラを育てているが、彼女は毎年11月下旬に全体の3分の1を切り戻すというルーティンを守っている。「切らないと春の花付きが半分以下になる」と断言していた。実際、温暖地では秋の剪定で枝の混み合いを解消し、風通しを良くすることで、病害虫の発生を抑えられる。特にうどんこ病や黒星病は、込み入った枝の間に湿気がたまることで発生しやすい。秋に間引いておけば、春から夏にかけての薬剤散布の回数を減らせる。私自身、温暖地でバラを育てるクライアントには、必ず「秋の軽剪定+冬の休眠期剪定」の二段構えを提案している。

温暖地と寒冷地、どこで線引きする?

「うちはどっち?」と迷うあなたのために、具体的な基準を用意した。以下の表を参考にしてほしい。

条件寒冷地(USDAゾーン6以下)温暖地(USDAゾーン7以上)
秋の剪定量枯れ枝・病気枝のみ全体の3分の1程度まで
剪定の目的冬のダメージ防止春の開花促進
冬越し対策マルチング必須マルチングは任意
新芽のリスク高い(凍害の恐れ)低い(成長が続く)

ただし、温暖地でも品種によって反応が異なる。例えば「ピエール・ドゥ・ロンサール」のような返り咲き品種は、秋の剪定に敏感に反応する。一方、つるバラはもう少し寛容だ。まずは1株で試してみることをおすすめする。あなたの庭の気候に合わせた「自分ルール」を作るのが、上達の近道だ。

つるバラだけは別扱い——ランブラーローズの剪定のコツ

なぜつるバラは秋〜冬に剪定するのが正解なのか?

あなたの庭にランブラーローズ(つるバラの中でも特に旺盛に伸びるタイプ)があるなら、秋から冬にかけてが剪定のチャンスだ。普通のバラと違って、ランブラーは夏の終わりに花が咲き終わった後、すぐに剪定できるし、落葉後の冬に強剪定しても問題ない。

私がランブラーローズを初めて育てた時は、普通のバラと同じように春に剪定しようとして大失敗した。枝が絡まりすぎて、どの枝がどこに伸びているのかまったくわからなかった。専門家のアドバイスで、葉が落ちた12月に枝を一本ずつほどきながら剪定したら、翌年は見違えるように花が咲いた。ランブラーの特徴は一年目の枝にしか花が咲かないこと。だから古い枝を根元から切り落とし、新しい枝を残すのが基本だ。秋〜冬の剪定なら、葉がないので「どの枝が古くて、どの枝が新しいか」が一目でわかる。あなたも一度、落葉後の裸の状態で剪定してみてほしい。想像以上にやりやすいはずだ。

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

ここで一つ、よくある質問に答えておこう。「ランブラーとクライミングローズ、どう違うの?」という質問だ。あなたも一度は迷ったことがあるかもしれない。簡単に見分けるポイントは3つある。

第一に、開花時期。ランブラーは基本的に年に一回、初夏にしか咲かないのに対し、クライミングローズは繰り返し咲く品種が多い。第二に、枝の柔軟性。ランブラーの枝は非常にしなやかで、フェンスやアーチに巻きつけるのが簡単。クライミングローズは枝が太くて硬い。第三に、剪定の必要性。ランブラーは年に一回の強剪定が必須だが、クライミングローズは形を整える程度で十分だ。あなたのバラが「年に一回しか咲かない」「枝が柔らかい」なら、秋〜冬の剪定を積極的に試してみてほしい。

バラの冬越し、やってはいけない3つのミス

ミスその1:切り口をそのままにしておく

あなたは剪定した後の切り口に何か処理をしているだろうか?多くの人が「そのままで大丈夫」と思っているが、実はこれが大きな間違いだ。特に秋の剪定では、切り口から病原菌が侵入しやすくなる。

私の経験では、切り口に園芸用の癒合剤を塗るだけで、冬の間に枯れ込む確率が大幅に減る。ホームセンターで300円くらいで買えるもので十分だ。もし癒合剤がない場合は、切り口を斜めにして水がたまらないようにするだけでも効果がある。もう一つ大事なのは、切った枝をすぐに片付けること。地面に放置すると、そこから病害虫が広がるリスクがある。私はいつも切り落とした枝をまとめて燃えるゴミに出すようにしている。この一手間が、春の病気予防につながる。

ミスその2:マルチングを忘れる

「マルチングって、ただの飾りでしょ?」——あなたもそう思っていないか?実はマルチングは、バラの冬越しにおいて最も重要な作業の一つだ。特に寒冷地では、根元にたっぷりと敷きわらやバークチップを盛ることで、地温の急激な変化を防げる。

私がおすすめするのは、バラの根元から30cmくらいの範囲に、5〜10cmの厚さでマルチング材を敷く方法だ。腐葉土や堆肥を使うと、冬の間に分解されて春の肥料にもなるので一石二鳥だ。ただし、マルチング材を幹に直接触れさせてはいけない。湿気で幹が腐る原因になる。私はいつも幹の周りに5cmほどの隙間を空けてマルチングを施している。このちょっとした工夫で、バラの冬越し成功率が格段に上がる。あなたの庭でも、ぜひ試してみてほしい。

バラの秋剪定、実は「やらない」選択肢もある

秋のバラの剪定、実は「軽く切るだけ」が正解です——間違えると枯れる理由と正しい冬越しのコツ Photos provided by pixabay

温暖地こそ、秋の剪定が重要な理由

ここであえて、あなたに一つの提案をしたい。秋にバラをまったく切らない、という選択肢もある。特に、花後にできる赤い実「ローズヒップ」を楽しみたいなら、剪定を春まで待つのが正解だ。

ローズヒップはビタミンCが豊富で、ハーブティーやジャムに使えるだけでなく、冬の庭に彩りを添えてくれる。私の庭では、毎年10月から12月までローズヒップを楽しんでいる。鳥たちが食べに来るので、庭が急に賑やかになるのも面白い。ただし、注意点もある。ローズヒップを残すと、バラの体力を消耗させるので、翌年の花数が減る可能性がある。あなたが「来年の花より、今年の実を楽しみたい」と思うなら、秋の剪定を控えてローズヒップを残すのも十分アリだ。私は毎年、3〜4本のバラだけローズヒップ用に残し、残りは通常通り剪定している。

ローズヒップを残す場合の冬越しのコツ

では、ローズヒップを残す場合、冬越しはどうすればいいのか?基本的な対策は同じだ。ただし、実をつけた枝は風で折れやすいので、しっかりと支柱に誘引しておく必要がある。

私のやり方は、実をつけた枝だけを麻ひもで支柱に固定するというものだ。風の強い日は特に注意が必要で、枝が激しく揺れると根元にダメージがいく。もしあなたの地域で強い冬風が吹くなら、枝を全体の3分の2くらいの長さに短くしてからローズヒップを楽しむという折衷案も考えられる。また、雪が降る地域では、実の重みで枝がしなることがある。私は雪が予報されたら、軽く枝を揺らして雪を落とすようにしている。このひと手間で、枝が折れるリスクを大幅に減らせる。

バラの秋剪定、迷ったらこれだけ覚えて帰って

クイックチェックリスト——あなたの庭に最適な判断をするために

ここまでの話を踏まえて、あなたが今すぐできる判断基準をまとめた。以下のチェックリストを使って、自分の庭に合った剪定計画を立ててほしい。

まず、あなたの地域の冬の最低気温を調べる。氷点下になる日が続くなら、秋の剪定は最小限に。次に、バラの品種を確認する。つるバラ(特にランブラー)なら秋〜冬に剪定。そうでなければ春まで待つ。最後に、あなたの「やりたいこと」を優先する。来年の花をたくさん見たいなら春剪定。冬の庭を彩りたいならローズヒップを残す。私はいつもクライアントにこう言っている。「絶対的な正解はない。あなたの庭の気候と、あなたの好みがすべてだ。

最後に一つだけ——失敗を恐れないで

あなたがこの記事をここまで読んでいるということは、バラのことを真剣に考えている証拠だ。それだけで、あなたはすでに多くのガーデナーより一歩先を行っている。もし今年の剪定で失敗しても、それは来年のための貴重なデータになる。私自身、何度もバラを枯らしてきた。でも、そのたびに学んだことがある。

一番やってはいけないのは、「何もしないまま迷い続けること」だ。軽剪定でもいい、ローズヒップを残すのもいい。あなたが選んだ方法で、今年の冬を乗り切ってほしい。そして春になったら、必ずバラがあなたに答えてくれるはずだ。私の庭でも、毎年「ああ、ここはもっと早く切るべきだった」とか「この枝は残して正解だった」という発見がある。それがガーデニングの面白いところだ。あなたのバラが、今年も元気に冬を越せることを心から願っている。

E.g. :[How to Grow Roses] Tips for Autumn Rose Care - YouTube
季節のお手入れのポイント 9~11月 - 日本ばら会
[Rose Pruning] Now is the time to prune your autumn roses! - YouTube
【11月のバラの管理】秋剪定(四季咲き)、秋の病気の考え方など
【バラの育て方】秋のバラ管理のコツ ザ・夏剪定 ... - YouTube

FAQs

Q: 秋にバラをバッサリ切っても大丈夫?よくある剪定の誤解を教えて

A: 「秋にバラをきれいに整えたい」という気持ち、よくわかります。でも、冬に強い剪定をすると、新芽が寒さでやられて枯れ込むリスクが高いんです。私も初心者の頃、秋に全部の枝を短く切って「完了!」と満足したら、翌春に枯れ込みがひどくて花が咲かなかった経験があります。特に寒冷地(USDAゾーン6以下)では、これは絶対に避けるべきミスです。正しいのは、枯れた枝や病気の枝だけを切る「軽いお手入れ」にとどめること。長く伸びた枝は風で根元が傷むのを防ぐため、全体の3分の1程度に短くするのが目安です。切り口は斜めにして、芽の上5mmくらいの位置で切るのがポイント。これで春の本格剪定がずっと楽になりますよ。

Q: 寒冷地と温暖地で、バラの剪定方法はどう違うの?

A: あなたの住んでいる地域によって、剪定の考え方がガラッと変わります。寒冷地では、秋の剪定は「冬のダメージ防止」が目的。枯れ枝や病気枝だけを切って、あとは春まで待つ。一方、温暖地(関東以西などUSDAゾーン7以上)では、バラは冬も成長を続けるので、秋に全体の3分の1程度を切り戻すのが正解です。私の友人は静岡県でバラを育てていますが、毎年11月下旬にこの剪定をして、春の花付きが格段に良くなったと言っていました。温暖地では、秋に枝を間引いて風通しを良くすることで、うどんこ病や黒星病の予防にもなります。ただし、品種によって反応が違うので、まずは1株で試してみるのがおすすめです。

Q: つるバラ(ランブラーローズ)はいつ剪定するのが正解?

A: つるバラ、特にランブラーローズは普通のバラと違って、秋から冬にかけてが剪定のチャンスです。私も最初は普通のバラと同じように春に剪定しようとして、枝が絡まりすぎて大失敗しました。ランブラーは一年目の枝にしか花が咲かないので、古い枝を根元から切り落とし、新しい枝を残すのが基本。葉が落ちた12月に剪定すると、枝の状態が一目でわかるので、どの枝を切るべきか迷いません。クライミングローズ(繰り返し咲くつるバラ)とランブラー(年に一回しか咲かない)の見分け方も覚えておくと便利です。あなたのバラが「年に一回しか咲かない」「枝が柔らかい」なら、ランブラーなので秋〜冬の剪定をぜひ試してみてください。

Q: 冬越しで一番やってはいけないミスは何?

A: 私がこれまで見てきた中で、最も多いのは「切り口をそのまま放置する」というミスです。秋の剪定後、切り口から病原菌が入りやすくなるので、園芸用の癒合剤を塗るだけで冬の枯れ込みリスクが大幅に減ります。ホームセンターで300円くらいで買えるものなので、ぜひ試してみてください。もう一つは「マルチングを忘れる」こと。特に寒冷地では、根元に5〜10cmの厚さで敷きわらやバークチップを敷くことで、地温の急激な変化を防げます。ただし、マルチング材を幹に直接触れさせると腐る原因になるので、幹の周りに5cmほどの隙間を空けるのがコツです。私の経験では、この二つの対策をしたバラの冬越し成功率は、何もしなかった場合と比べて格段に上がりました。

Q: 秋にバラをまったく剪定しない選択肢もあるの?

A: はい、実は「秋に全く切らない」という選択肢もあります。特に、花後にできる赤い実「ローズヒップ」を楽しみたいなら、剪定を春まで待つのが正解です。ローズヒップはビタミンCが豊富で、ハーブティーやジャムに使えるだけでなく、冬の庭に彩りを添えてくれます。私の庭では毎年10月から12月までローズヒップを楽しんでいますが、鳥たちが食べに来るので庭が賑やかになるのも魅力です。ただし、ローズヒップを残すとバラの体力を消耗するので、翌年の花数が減る可能性があります。私は毎年、3〜4本のバラだけローズヒップ用に残し、残りは通常通り剪定するという折衷案をとっています。あなたが「来年の花より今年の実を楽しみたい」と思うなら、この方法も十分アリですよ。

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